Vintage Ken

ヴィンテージ衣装と1999年ケン/Ken as Sinatra

フランク・シナトラドール。1999年中国製”バービーラヴズフランキーシナトラ/Barbie Loves Frankie Sinatra”

この人形の話の前に。画像のフランキーが着ている衣装を着続けていたヴィンテージケンのボディが赤く染まりました。ポロシャツとソックスからの色移りで腕/足が赤くなりました。

ヴィンテージ期の衣装は縫製は良いのですが染色に問題があるのか色移りがあり洗うとびっくりするほど鮮やかな色水が出る事もあります。※全てではありません。

今回のケンは何年も放置して色移りさせた訳ではなく、衣装を着せておいたのは2か月程度なのですが薄っすら赤くなっていました。

色移りが目立つのは赤色で、緑色なども色落ちします。何十年経っても色が定着しないのは「染色の問題」なのか?ヴィンテージ期の人形の材質の問題もあるのか?または双方の相性の問題なのか?

とにかくケンが赤く染まったのでこの衣装を新しい材質の人形に着せてみる実験です。新しいと言っても既に20年近く経過しているシナトラ人形。

念のため、バービー同様にケンも誰にでも変身するのでこの人形は”Ken as Sinatra”、フランク・シナトラを模したケンです。

これが私の所有する唯一の現代ボディのケン。2018年現在のボディはもっと進化が進んで色々なタイプがあるようなので現代ボディと言ってしまっていいのかどうか判りませんがプラスティック製のボディはまだまだ安定した状態で色移り実験には適していると思います。

画像の衣装は1962年のファッションパックの赤いポロシャツとグレイのパンツ、それにマルチカラーストライプのソックスは”カジュアルズ/#782 Casuals(1964version)”から。靴はヴィンテージ期のものは入らないのでオリジナルの物(1999年中国製)を使っています。

日本製ではないケンは集めていないのでこの人形を購入するかどうか20年近く悩みました。

悩んだ理由の1つにケンは6フィート(183㎝)設定と実際のフランキーシナトラより10㎝以上高く、その為に全体のイメージが違うという事があります。背が高くなると小粒で鋭いイメージが足りなくなるのです。

しかし結局はケンなのでボディが別人なのは仕方がない、実在したモデルに合わせてボディを用意するわけにはいかないのです。ヘッドはよくできていて本人以上に実直に見える出来だと思います。

‘Barbie Loves…’という商品タイトルはThe Voiceシナトラへの敬意でしょうし、バービーがLOVEならばシナトラは大いに満足して唸るでしょう。それからなにしろ付属の古い形のマイクスタンドが素敵なので最終的に購入しました。今は満足です。

私はバービーに負けないフランキーのファン。やってみたかったのはフランキーにクラシカルなヴィンテージ衣装を着せること。オリジナル衣装はかなり大きめでイメージが合わないと思っていたのです。しかし脱がせてみると出てきたのはサイボーグみたいなボディ。これには驚きました。

オリジナル衣装を脱がせると本体はそこまでマッチョボディではなかったです。なぜかヌードだとそこまで背が高く見えないので色々と計算されているのでしょうか。

金属が光るひじ、膝裏が目立つ後姿、そしてウェストはいまだに直視できません。ヴィンテージ期のラインのボディを見慣れてしまっているので違和感しかありません。

なんという不自然という印象。

しかし衣装を着せてポーズを付けるとこの不自然なボディが作るポーズはとても自然。G.Iジョーの楽しみはこういう感じなのかもしれない。

しかし私は金属や関節が目立たない古臭いボディ、直立不動のヴィンテージのほうが好みです。でも手を大きく広げたこのボディは歌って踊るヤングフランキーには似合うかもしれません。

彼がヴィンテージ衣装を着るに当って問題になるのは「手」でした。彼の手自体がヴィンテージよりもずっと大きい。さらに歌手らしく親指から小指まで表情がついていて袖口が狭い衣装は着られないのです。

フランキーにヴィンテージ衣装を色々と試してみると、ニット/袖口が広い半袖シャツ/コート等はだいたい着られます。パンツ類も全て使えます。

長袖シャツとジャケットは袖口が細くて無理。※この人形に関してのみ。他はまったく判りません。

ボディによって形状が違うので参考になるか判りませんが記事にしてみました。後日色移り実験の報告を投稿します。